現代社会は効率化・自動化・情報化と便利な生活を目指して発展してきました。
しかし、この便利な生活が、子どものこころの発達を阻害しています。
都市化・メディアづけによる遊びの変化が子どもたちから運動の時間・空間・仲間を取り去り、子どもたちの体力と人間関係をつくる力を低下させました。
また、環境と食生活の変化が、子どものこころと身体に異常をもたらしているのではないかと懸念されています。
今こそ、子どもたちの生活を見直し、真に子どもの身体とこころを伸ばしていける環境と経験を取り戻し、自分の力で生きる力を、健康な身体とこころを育てなければなりません。
 
 
東日本大震災で、私たちの価値観は変わりました。人間にとって究極に大切なものは、ひとりひとりの命です。子どもたちに育てるべきは、その命をいかに大切に生きるかという力であり、人間同士の絆を結ぶことが出来る思いやりのあるこころです。人間形成の基礎をつくる幼児期の教育で、幼稚園という子どもたちが生まれて初めて行う社会生活を通して、どんな時代にも左右されない人間の基礎づくりが求められています。
 
 
★カトリック(いつの時代も変わらない、普遍のという意味)の教えに基づいた人間教育の場として、
 子どもたちの幸せな人生を見据えての人間の土台づくりをします。
★子どもたちが大好きで、熱心なやる気のある先生たちが、自分のクラスのかきねを超えて、
 全園児ひとりひとりのお子様を十分に把握して、日々の保育にあたります。
★少人数の家庭的な雰囲気の中で、相互のつながりを深めていきます。
(先生とこども・先生と保護者・子どもと子ども・保護者と保護者…などあらゆる人的環境も大切にします)
 
 
 
幼児期の教育は生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要なものです。(教育基本法11条)
幼児期に獲得した生活習慣や価値観、言葉、ものの考え方が、その人の一生を左右します。
幼児期の教育が、小学校以上の教育、さらによい人生を送るための基礎となります。
 
 
★安全な園舎
平成26年度に、新園舎を建築しました。保育室の床は、全面天然ヒノキを使用し、子どもたちが自然体でごろごろとしたくなるような、木の良い香りに包まれています。ヒノキは子どもたちが転倒した際、最小限に衝撃を吸収してくれる機能もあります。
日の光がたくさんふりそそぐ隠れ家のような絵本コーナーも魅力的です。
階段の手すり・園児用ロッカ・洗面所・トイレなど、子どもたちの体格を実寸ではかり、使いやすさに配慮しました。
0歳児クラスの畳を埋め込み式にして、段差をなくし、のびのびと這ったり午睡したりできるよう配慮しました。
木の持つ肌合いを園児に伝え、開放感いっぱいの光と風の行きかう空間を園児の視線に写し、心に残る園舎づくりを目指しました。
 
 
★定期的な避難訓練
災害時を想定して、避難訓練を定期的に行っています。防災計画をたてて、原子力災害にも県庁と連携して対策をとっています。(小規模火災・大規模火災・地震・津波・風水害・不審者対応・消化訓練など)
地震・津波を想定した訓練では避難場所である「衣干山さくら公園」まで何度も訓練を重ねています。また、1年に1回、保護者との「引き渡し訓練」も行い、災害に備え訓練をしています。
★定期的な安全点検
毎日園庭の遊具の点検を行い、記録しています。長期休みには、業者点検をお願いしています。
★来場者チェック
入り口に暗証番号ありの鍵をかけ、来園者を確認して開錠しています。不特定多数の人が入場する行事では、時間を決めて職員が玄関におり来園者のチェックを行います。
★情報の共有化
全職員が全園児の名前と顔を知っていますので、毎日の子どもの情報を共有し全職員でフォローします。
★保護者との密な連絡
連絡帳でお子様の様子を伝えるようにしています。
相談事については個人懇談も実施しています。お気軽にいつでもお申し出ください。
★コロナウイルスの感染予防対策
検温チェック・風邪症状の有無を保護者と共に確認し、3密を避けるための行事運営をしています。毎日、遊具や教具のひとつひとつを消毒し、床・机・椅子・壁等も消毒し、感染予防に努めています。
 
 
 
幸せな人生を見据えての人間の土台づくりをします
何ができるかより、どのような人間であるか、どう生きるかを大切にします
 
 
★自分で考えて判断し、正しい目標に向かって努力できるこころの強さが生きる力をそだてることにつながります。
★少人数の家庭的な雰囲気の中で相互のつながりを深め、祈りを通じて視野を広げ、感謝する心、
思いやりのある心を大切に育てていきます。
 
 
神様に愛されているという自己肯定観と、与えられている命をよく生きようとするこころ、全てのものに感謝することを学び、善悪の判断をしっかりつけ、誰も見ていなくても正しいことを選択し実行できる良心を形成します。
 
 
3・4・5歳児を中心に縦割りクラスのカリキュラムを取り入れています。
縦割り保育を意識して行うことで、年少児は年長児に憧れて真似をし、年長児は自分のこころをコントロールする力が備わり、年下の子をいたわり、お手本となれるように自覚を持って行動するようになります。異年齢の交わりが、生活のひとつとしてありますので、自然に仲間意識が芽生えます。
本園はモンテッソーリ教育を取り入れています。
 
 
年長組さんは園外清掃(ゴミ拾い)に出かけ、地域のつながりを深めると共に、老人ホームなどの慰問を通じて、自分の笑顔がほかの人の役に立つことの喜びを体験します。
また虹ノ松原清掃をして、唐津の自然を大切にするこころを育みます。
 
 
自分の身だしなみ、持ち物の把握、場に応じた挨拶・礼儀・言葉づかい・話を聞くときの態度などをしっかり指導し、日々の生活の中から地道に身につけます。
 
 
子どもの「自分でやりたい!」という気持ちを大きく尊重し、大人は「やってあげる」のではなく「やってみせる」という関わり方を基本としています。また、子どもでも大いに「生活に参加」させるよう配慮するため、お手伝いが上手で、生活すること自体を楽しみます。(掃き掃除・窓磨きなど)
 
 
読み聞かせの一番の喜びは、子どもと同じ楽しみの世界を共有できることです。色々な絵本をたっぷり読んで、子どもと絵本旅行に出かけましょう。毎月幼稚園より月刊絵本を配布します。ご家庭でも心癒される時間を共有しましょう。
 
 
年齢別の育ちに適切なカリキュラムに沿って日々の保育を展開します。
保育時間内に専門講師の特別指導の時間があります。
体育教室(月曜日)・英語教室(木曜日・年長のみ)
希望者のみ 土曜教室…絵画・書き方・英語の選択授業・宗教教育・異年齢での活動(土曜日・年長組〜小学6年生まで)
 
 
本園は宗教教育の一環として幼稚園にてお祈りを致します。
 
★朝の祈り………神様今日も一日よい子になりますようにお恵みください。
★給食の祈り…神様お家のお父さまお母さまおいしいお食事をありがとうございます
おおきくなるため何でも食べます
食べるもののない人や困っている人を助けてください。
★帰りの祈り……守護の天使さまみんながお家に帰るまで怪我をしないようにお守りください。
 
 
植物など他の命をいただいて自分の命をつないでいることを知り、毎日の食事を作ってくださる方々に感謝して大切にいただくこと、健康のためによい食生活をつくることを目的としています。また、味覚が鋭敏なこの時期に食べていたものが、生涯を左右するおふくろの味になります。当幼稚園では、食事のマナーを守り、愛情をこめて作ってくださったものを好き嫌いせず、感謝していただく習慣をつけることが、食事の基本と考えます。
 
※給食につきましては、地産地消にこだわった、自園調理で園オリジナルの献立を提供しています。
季節の野菜をふんだんに使い、食品の安全性や品質にこだわり、食材ひとつひとつ厳選して業者を選び、搬入しています。牛乳とおやつはグリーンコープのものを使用しています。「食育」を通して子どもたちの健やかな身体づくりに配慮します。
また、アレルギーのお子様は、丁寧に対応しますので、ご相談ください。
(保護者との密な話し合いにより、お子様の成長の手助けとなれば幸いです)
 
園から歩いて1分のところに畑があり、季節ごとの野菜を育て、それを食し、体験を通して「いのち」の恵の大切さを学んでいきます。
 
 
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